保険金は、適正ですか?
保険金請求の資料、出来ていますか?
痛みは、軽減していますか?
後遺症は、ありませんか?
■ 交通事故に遭ったら
1 先ず被害者の救護と119番への連絡
2 次に110番で最寄りの警察署に事故報告!
「交通事故証明書」がなければ自動車保険を使えません。特に、怪我の治療、後遺障害、不幸にしてなくなられた場合は、人身事故証明書が必要です。加害者の都合などにより
人身事故にしないまま示談され、まともな支払を受けられず困っておられる方々がいらっしゃいます。
3 事故発生から示談解決までの流れ
■ 交通事故豆知識
1 症状固定とは?
傷病の症状が安定し、医学上一般に認められた医療を行ってもその医療効果が期待できなくなった状態を「治ゆ」(症状固定)といいます。
よく保険会社の担当者から「治療打ち切り」を言われることがありますが、「治療打ち切り」と「症状固定」の概念は異なります。
「症状固定」は、あくまでも臨床医の判断によります。
2 治療上の注意点!
① 主治医に自分の症状を正確に詳しく伝え、診断書にもれなく記載してもらいましょう。診断書にあなたの症状が反映されていないと後遺障害が残った場合、後遺障害の認定が困難になります。
② 頭部外傷やその可能性がある場合などは外科・整形外科だけでなく、脳神経外科・精神科・神経内科・耳鼻科・眼科など必要に応じてなるべく早期に受診し、検査を受けてください。後からでは事故との因果関係が問題にされることがよくあります。
③ 主治医の診断に納得できなければ、転院やセカンドオピニオンの利用も有効です。
3 後遺障害の認定について
① 後遺障害の認定は、「症状固定」が前提となり、事故発生から6ヶ月経過後から申請できます。
② 手続きは、被害者が自ら行う被害者請求と、加害者の任意保険会社(一括社)が行う事前認定依頼の方法があります。(詳細はご相談してください。)
③ 後遺障害について、非該当とされた場合や認定等級に納得できない場合は「異議申立」を行うことができます。
4 適正・妥当な損害賠償を受けるために!
① 証拠になるものをできるだけ保存します。
タイヤのスリップ痕・ガードレールの損傷などの事故現場の写真、事故車の損傷の程度や傷の状況などを撮影しておきましょう。
また、事故時に身に付けていた衣類・ヘルメット・靴などは捨てずに保存してください。
② メモ魔になりましょう!
加害者の発言・保険会社の担当者の発言・主治医の症状に対する説明などはしっかり聞いてメモをしておきます。
③ 損害の主張立証責任は被害者にあるのが原則です。
被害者が、損害を主張し証明できなければ、損害の賠償を請求しても支払ってもらえません。
保険会社の担当者は示談のプロと心得て、不利益を被らないためにも早めに専門家に相談するのもひとつの方法です。